由良 哲次(ゆら てつじ、1897年 - 1979年3月)は、日本の歴史哲学者、日本史家、美術史家、浮世絵蒐集家。 横光利一の『旅愁』のモデル。 [経歴] 奈良県奈良市丹生町にて、丹生神社の神官の家系に生まれる。 旧制の三重県立第三中学校(現在の三重県立上野高等学校)に在学中、1級下の横光利一と親交を結ぶ。 父の事業の失敗により経済的に困窮し、滋賀県立師範学校に学ぶ。 大津市南尋常小学校で2年間の教員生活を送った後、1918年に上京し、東京高等師範学校に入学。 三宅米吉と峰岸米造のもとで古代史と考古学を修める。 1924年、京都帝国大学哲学科に入学。 西田幾多郎と田辺元のもとで哲学を修め、哲...
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