渡辺 順三(わたなべ じゅんぞう、1894年9月10日-1972年2月26日)は、日本の歌人である。 富山県富山市に生まれる。 父は没落士族の出で、小学校の校長も勤めたが、順三が12歳のときに亡くなった。 そのため、富山中学校に進学もしたが、中退し、母とともに上京して、家具店に住み込みで働くこととなった。 1913年、大病をきっかけに短歌の世界に深くはいるようになり、窪田空穂に師事する。 そのころ、石川啄木の歌集を読み、啄木の作品にも影響を受けた。 雑誌『種蒔く人』にも短歌を投稿し、掲載されるようになる。 1923年、家具店をやめ、独立して印刷所を経営する。 1920年代の終わりごろ、短歌界に...
「Wikipedia」より