佐多 稲子 - 窪川 稲子(さた いねこ - くぼかわ いねこ、1904年(明治37年)6月1日 - 1998年(平成10年)10月12日 本名:佐多イネ)は、日本の小説家である。 [生涯] 長崎市に生まれる。 出生当時、両親はいずれも学生で十代だったため、戸籍上は複雑な経過をたどっていた。 母親を結核で亡くし、小学校修了前に一家で上京、稲子は神田のキャラメル工場に勤務する。 このときの経験がのちに『キャラメル工場から』という作品にまとめられ、彼女の出世作となる。 上野不忍池の料理屋「清凌亭」の女中になり、芥川龍之介や菊池寛など著名な作家たちと知り合いになる。 その後丸善の店員になり、資産家...
「Wikipedia」より