似田貝 香門(にたがい かもん、1943年5月28日 - )は、日本の社会学者。 東京大学名誉教授。 地域社会学を専門とし、1970年代の住民運動論、阪神・淡路大震災後のボランティアをめぐる研究で知られる。 [人物・研究歴] 似田貝は、1984年の『社会と疎外』などにおける初期マルクス研究でも注目されたが、その社会学の中心には常に構造と主体(構造化と主体化)の問題が位置づけられてきた。 すなわち、似田貝にとって、社会学とは、「構造」(複数の要因が関連し合って持続している状態)を、そうした構造に還元され尽くされ得ない「主体」の視点から析出、発見する学問なのである。 似田貝はこの視座に基づき、以...
「Wikipedia」より