山口生まれ。経済学者。明治35年(1902)東京帝大法科大学政治学科を卒業し、翌年東京帝大農科大学実科講師となる。38年(1905)12月教職を辞して、伊藤証信の無我苑に入るが、翌年2月離脱。41年(1908)京都帝大講師、42年(1909)助教授。大正2年(1913)から4年(1915)までヨーロッパに留学。3年(1914)法学博士、翌年教授となる。5年(1916)『貧乏物語』を大阪朝日新聞に連載し反響を呼んだ。昭和3年(1928)京都帝大を辞職。7年(1932)共産党に入党。翌年検挙され入獄し、12年(1937)6月出獄。以後は漢詩などに親しみ『自叙伝』を執筆。代表的著作は『資本論入門』(1928~9)『経済学大綱』(1929)。
「近代日本人の肖像」より
Wikipedia「河上肇」
「青空文庫」より
河上 肇(かわかみ はじめ、1879年10月20日 - 1946年1月30日)は、日本の経済学者である。 京都帝国大学でマルクス経済学の研究を行っていたが、教授の職を辞し、共産主義の実践活動に入る。 日本共産党の党員となったため検挙され、獄中生活を送る。 カール・マルクス『資本論』の翻訳(第一巻の一部のみ翻訳)やコミンテルン三十二年テーゼの翻訳のほか、ベストセラー『貧乏物語』の他に、『第二貧乏物語』『資本論入門』の著作がある。 死後に刊行された『自叙伝』は広く読まれた。 名文家であり、漢詩もよく知られている。 福田徳三とは終生のライバルであった。 その著作は毛沢東や李登輝も愛読した。 [生涯...
「Wikipedia」より