岩藤 雪夫(いわとう/いわふじ ゆきお、1902年4月1日 - 1989年8月28日)は、日本の小説家である。 プロレタリア文学の分野で活躍した。 父は映画弁士の岩藤思雪。 早稲田工手学校卒業後、1920年代後半から労農芸術家連盟に所属し雑誌『文芸戦線』を主な発表舞台とする。 葉山嘉樹に影響を受け「ガトフ・フセクダア」(1928年)「賃金奴隷宣言」(1929年)など労働者の状況を精細に描いていたが、「工場労働者」「訓令工事」が他人の手による代作だったという告発があり結果として労芸の内紛から小堀甚二や平林たい子らの脱退を招いた。 戦後は横浜市鶴見区に住み、熱田五郎らとともに、雑誌『京浜文学』の中...
「Wikipedia」より