千葉成田生まれ。国学者、国文学者。江戸に出て伊能頴則に国学、寺門静軒等に漢学を学ぶ。文久3年(1863)に和学講談所会頭助役になる。維新後、神祇官、文部省、宮内省の諸官となり、帝国大学文科大学、高等師範学校の教授にも就任した。明治23年(1890)学士院会員。26年(1893)に公職を辞す。以後、万葉集の研究につとめ、34年(1901)文学博士。蔵書家で中国で散逸した書籍を収集し、現在その一部は東洋文庫に架蔵されている。
「近代日本人の肖像」より
木村 正辞(きむら まさこと、1827年5月1日(文政10年4月6日) - 1913年(大正2年)4月11日)は、国学者、国文学者。 下総国成田村生まれ。 はじめ清宮荘之助。 号を欟斎。 伊能穎則に国学、岡本保孝に音韻学を学び、和学講談所、水戸藩駒込文庫に出仕する。 維新後は官吏を務め、帝国大学文科大学教授。 『万葉集』を主として研究し、珍書の蔵書でも知られる。 1890年東京学士会院会員、後に帝国学士院会員。 [著書] 日本略史 文部省 1875.4 日本史要 東京師範学校 1878.11 国史案 文部省 1877-79 賜暇遊覧 博聞社 1888.7 欟斎雑攷 博聞社 1888.12 万...
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