泉井 久之助(いずい ひさのすけ、1905年7月2日 - 1983年5月28日)は、日本の言語学者。 京都大学を中心に、第二次世界大戦前後に活動した。 専門の印欧語のみならず、世界の古今東西の言語にもまた通じていた。 特に戦前3回にわたって実地調査を行ったマライ=ポリネシア諸語においては、それまで世界の学者が漠然と考えていた系統問題を、確立された方法論を以て解明した。 言語を表面的に取り扱うのみでは充分ではなく、その基盤には常に「哲学」がなくてはならないとの考えを持っていた事で、『フンボルト』(その改訂版『言語研究とフンボルト』)の著作がある。 [経歴] 1905年7月2日 大阪市天王寺に生...
「Wikipedia」より