金 達寿(キム・タルス/キム・ダルス、김달수、1919年11月27日(太陰暦)・1920年1月17日(太陽暦)- 1997年5月24日)は朝鮮慶尚南道昌原郡内西面虎渓里亀尾洞(現昌原市馬山会原区)出身の小説家。 在日朝鮮人文学者の嚆矢ともいえる存在である。 [経歴・人物] 10歳の時に日本に渡り、苦学しながら習作に励んだ。 日本大学芸術科在学中の1940年に最初の作品『位置』を発表するが、実質的には第二次世界大戦終戦後の1946年から『民主朝鮮』に連載を始めた長編小説『後裔の街』が出発となった。 骨太な文体で書かれたその作品は、「朝鮮的なるもの」「民族的なるもの」が軸となっていて、在日一世作...
「Wikipedia」より