福田 宏年(ふくだ ひろとし、1927年8月31日 - 1997年6月8日)は、日本の文芸評論家、ドイツ文学者。 [来歴・人物] 香川県三豊郡大野原村(現 観音寺市大野原町)出身。 井上靖の娘婿。 旧制香川県立三豊中学校、旧制松山高等学校を経て、東京大学文学部独文科卒業。 専門は、登山にまつわる随筆、紀行、ドイツ文学などの翻訳のほか、トーマス・マン、 フォンターネ、ムジールを中心にドイツ近代小説の研究。 また、井上靖の最もよき理解者で『井上靖の世界』『井上靖評伝覚』は、文献的にも作家論的にも井上靖に関する最高の業績である。 1952年(昭和27年)東京大学卒業後、東京大学文学部助手となる。 ...
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