趙 廷来(チョ・ジョンネ、1943年8月17日 - )は、韓国の小説家。 大河小説の作家として知られる。 幼い頃に経験した麗水・順天事件、朝鮮戦争が、趙の筆に大きな影響を与えたことは間違いない。 大長篇『太白山脈』は分断直後からの朝鮮半島史を描ききった大作として文壇で高い評価を得た。 [略歴] 1943年8月17日、全羅南道昇州郡(現在の順天市)双岩面仙巌寺に生まれる。 父は趙宗玄、母は朴聖純。 4男4女の次男である。 父は僧侶であり、仙巌寺の副住職を務めていた。 趙もまた、幼年期を仙巌寺で暮らす。 1947年、保守的な住職と父との間で悶着があり、趙一家は仙巌寺を離れ、順天邑幸洞に引っ越す。...
「Wikipedia」より