曇鸞(どんらん、tán-luán)は、中国南北朝時代の僧である。 中国浄土教の開祖とされる。 浄土宗では、「浄土五祖」の第一祖とされる。 浄土真宗では、七高僧の第三祖とされ「曇鸞大師」・「曇鸞和尚」と尊称する。 [生涯] 五台山の近く雁門(現在の中国、山西省代県)の生まれ。 生没年は不明だが、おおよそ北魏後半から北斉時代の人と思われる。 出家して、龍樹系の四論(『中論』、『十二門論』、『大智度論』、『百論』)や『涅槃経』の仏性義を学んだ。 ところが『大集経』(だいじっきょう)の注釈の最中に病に倒れ、不老長寿の術を茅山の陶弘景について学び「仙経」を得て帰る途中、洛陽で菩提流支に出会い、仏教にこ...
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