棟田 博(むねた ひろし、1909年(明治42年)11月5日 - 1988年(昭和63年)4月30日)は自己の体験を元に戦争を描いた小説家。 いわゆる兵隊作家のひとり。 [経歴] 1909年(明治42年)11月、岡山県津山市に生まれる。 家は料亭を営み、常に芸妓の姿や三味線の音が絶えなかったという。 岡山津山中学校を経て、早稲田大学文学部国文科を中退する。 地元に帰り、短歌同人に参加するなど、文学青年の道を歩む。 1928年(昭和3年)に徴兵検査甲種合格、1929年(昭和4年)1月、岡山歩兵第10連隊に現役兵として入営する。 時の連隊長は「俊秀雲の如し」と言われた陸軍士官学校十六期生のなかで...
「Wikipedia」より