茂田井武(もたい たけし1908年9月29日-1956年11月2日)は、昭和の童画家。 没後50年が経過した後もその素朴でいながら独特の雰囲気に絵本愛好家の間では知られる作家である。 素朴で大胆なデフォルメが特徴で谷内六郎、山本夏彦も絶賛している。 江國香織の「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」の表紙絵にもなっている。 [生涯] 東京日本橋の旅館「越喜」に生まれる。 1923年、関東大震災で生家が全焼、翌1924年には母を病で亡くす。 1926年旧制赤坂中学校卒業。 その後、太平洋画会研究所、川端画学校、本郷絵画研究所に学ぶ。 アテネフランセで中原中也と出会う。 1930年にハルピンからシベリア...
「Wikipedia」より