宮武 外骨   (1867-1955)

1867~1955。香川県生。明治中期から昭和期にわたって活躍したジャーナリスト。1887年に出した『頓智協会雑誌』で、大日本帝国憲法を風刺したため不敬罪で発禁となり、投獄される。その後、8万部を売ったといわれる『滑稽新聞』や『スコブル』『面白半分』『震災画報』など個性的な雑誌を次々に発行する。彼が生涯に発行した新聞・雑誌は40点以上にものぼる。また、風俗史家としての側面を持ち、『猥褻風俗史』『賭博史』の著作を自分の出版社である半狂堂・有限社から刊行したり、学者と在野の好事家を集めて明治文化研究会を結成した。東京大学法学部の「明治新聞雑誌文庫」を設立者でもある。多彩な活動ぶりから、奇人と誤解されることが多いが、戦前という時代に反骨精神を貫いた希有な人物であろう。ちなみに、「外骨」は本名である。(河上進)Wikipedia「宮武外骨

「青空文庫」より

宮武 外骨(みやたけ がいこつ、慶応3年1月18日(1867年2月22日) - 昭和30年(1955年)7月28日)は、日本のジャーナリスト(新聞記者、編集者)、著作家、新聞史研究家、江戸明治期の世相風俗研究家。 明治・大正期にはジャーナリストとして、政治家や官僚、行政機関、マスメディアを含めた権力の腐敗を言論により追及した。 日本における言論の自由の確立を志向し、それを言論によって訴えた。 また、活字によるアスキーアートを先駆的に取り入れた文章など、様々な趣向を凝らしたパロディや言葉遊びを執筆したことでも有名。 関東大震災以降は風俗史研究に活動の重点を移し、東京帝国大学(東京大学)に明治新聞...

「Wikipedia」より

この人物の情報

人物名ヨミ ミヤタケ トボネ
人物別名 宮武外骨

廃姓外骨
生年 1867年
没年 1955年
職業・経歴等 歴史学者
をも見よ 再生外骨(1867-1955)

本の一覧

タイトル 著作者等 出版元 刊行年月
アメリカ様 宮武外骨 著 筑摩書房
2014.2
震災画報 宮武外骨 著 筑摩書房
2013.8
「外骨--稀代のジャーナリスト」展 : 伊丹市立美術館開館20周年記念事業 伊丹市立美術館編集 伊丹市立美術館
c2008
近代香川の人物譜 : 菊池寛と同じ時代を生きた人々 : 第48回特別展 高松市歴史資料館 編 高松市歴史資料館
2008.6
絵葉書類別大集成 宮武外骨 編 ; 経葉社 企画・制作 経葉社
2000.12
刑罰・賭博奇談 宮武外骨 著 ; 吉野孝雄 編 河出書房新社
1998.3
明治奇聞 宮武外骨 著 ; 吉野孝雄 編 河出書房新社
1997.2
隠語辞典集成 松井栄一, 渡辺友左 監修 大空社
1997.12
隠語辞典集成 松井栄一, 渡辺友左 監修 大空社
1997.12
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