Biggers, Earl Derr   (1884-1933)

アール・デア・ビガース(Earl Derr Biggers)は1884年オハイオ生まれ。ボストン・トラベラー紙で演劇欄を担当していたが歯に衣を着せぬ批評を展開して1912年に首になる。1913年に発表した長編小説「ポルドペイトへの7つの鍵」で作家として認められ、その後の「愛情保険」(1914)、「私事広告欄」(1916)も好評を博した。劇作家としても精力的に活動していたが、1919年に骨休めに夫人とハワイへ旅行したことがきっかけとなり、1920年代アメリカン・ミステリーを代表するチャーリー・チャン警部が生み出された。「チャイナタウン=悪の巣窟」「中国人=悪者」というステレオタイプをひっくり返したシリーズ第一作「鍵のない家」(1925)は熱狂的に読者に迎えられ、1932年の「鍵の番人」まで全六作が上梓された。そのいずれもが映画化されたり、舞台化されている。ビガースはチャーリー・チャン以外の作品も書きたかったのだが、1929年に大不況が始まり、経済的な理由から人気シリーズを続けるしかなかったらしい。1933年に心臓発作で亡くなっている。(林清俊)Wikipedia「Earl Derr Biggers

「青空文庫」より

この人物の情報

人物名ヨミ ビガースアール・デア
人物別名 Earl Derr Biggers

ビガーズ, E. D

ビガーズ, アール デア

ビガース
生年 1884年
没年 1933年

本の一覧

タイトル 著作者等 出版元 刊行年月
鍵のない家 E・D・ビガーズ 著 ; 林たみお 訳 論創社
2014.8
黒い駱駝 E・D・ビガーズ 著 ; 林たみお 訳 論創社
2013.6
チャーリー・チャン最後の事件 E.D.ビガーズ 著 ; 文月なな 訳 論創社
2008.11
のろわれた世界旅行 E.D.ビガーズ 作 ; 白木茂 等編 ; 福島正実 訳 ; 熊谷溢夫 え 岩崎書店
1974
チャーリー・チャンの追跡 E.D.ビガーズ 著 ; 乾信一郎 訳 東京創元社
1972
鍵のない家 ビガース 作 ; 久米穣 訳 ; 武部本一郎 絵 偕成社
昭和39
チャーリー・チャンの活躍 E.D.ビガーズ 著 ; 佐倉潤吾 訳 東京創元新社
1963
百万ドル真珠事件 ビガーズ 原作 ; 久米穣 訳 ; 白井哲 絵 講談社
昭和33
魔の宝石ぶくろ ビガーズ 原作 ; 加藤喬 訳 ; 山中冬児 絵 講談社
昭和33
この人物の作品が掲載されている本を検索
この人物を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この人物と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想