貞慶(じょうけい、久寿2年5月21日(1155年6月22日)- 建暦3年2月3日(1213年2月24日))は、鎌倉時代前期京都に生まれた法相宗の僧である。 祖父は藤原南家の藤原通憲(信西)、父は藤原貞憲。 号は解脱房。 釈迦如来、弥勒菩薩、観音菩薩、春日明神を深く信仰し、戒律の復興に努め、法相教学の確立に大きな役割を果たした。 その一方で朝廷の信任も厚く、勧進僧と力を合わせ、由緒ある寺社の復興にも大きく貢献した。 勅謚号は解脱上人。 笠置寺上人とよばれた。 [経歴] 祖父信西は保元の乱(1156)の功により一時権勢を得たが、平治の乱(1159)では自害させられ、また父藤原貞憲も 配流された。...
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