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春澄 善縄(797-870)
春澄 善縄(はるすみ の よしただ)は、平安時代初期から前期にかけての公卿・学者。氏姓は猪名部造のち春澄宿禰、春澄朝臣。字は名達(めいたつ)。周防国大目・猪名部豊雄の長男。官位は従三位・参議。 経歴 生い立ち 猪名部氏(猪名部造)は物部氏の庶流にあたるが、祖父・猪名部財麿は伊勢国員弁郡少領、父・豊雄は従八位下・周防大目という、白丁(庶民)ではないものの、官人としては最も低い階層の出自であった。善縄は幼い頃から聡明であり、その才能に気付いた祖父は善縄を大切に育て、教育のために家の財産を惜しまずにつぎ込んだという。 弘仁7年(816年)に大学寮に入って文章生となる。当時、文章科(後の紀伝道...
この人物の情報
schema:alternateName | ハルズミ ヨシタダ |
schema:name | 春澄 善縄; 春澄善縄 |
schema:abstract | 春澄 善縄(はるすみ の よしただ)は、平安時代初期から前期にかけての公卿・学者。氏姓は猪名部造のち春澄宿禰、春澄朝臣。字は名達(めいたつ)。周防国大目・猪名部豊雄の長男。官位は従三位・参議。 経歴 生い立ち 猪名部氏(猪名部造)は物部氏の庶流にあたるが、祖父・猪名部財麿は伊勢国員弁郡少領、父・豊雄は従八位下・周防大目という、白丁(庶民)ではないものの、官人としては最も低い階層の出自であった。善縄は幼い頃から聡明であり、その才能に気付いた祖父は善縄を大切に育て、教育のために家の財産を惜しまずにつぎ込んだという。 弘仁7年(816年)に大学寮に入って文章生となる。当時、文章科(後の紀伝道... |
schema:birthDate | 797 |
schema:deathDate | 870 |
schema:description | 貴族 |