藤原 審爾(ふじわら しんじ、1921年(大正10年)3月7日 - 1984年(昭和59年)12月20日)は、日本の小説家。 純文学から中間小説、エンターテイメントまで幅広い作品で活躍し、「小説の名人」の異名を取った。 初期の代表作『秋津温泉』や、『泥だらけの純情』『新宿警察』など、映画、ドラマ化された作品も数多い。 [経歴] 東京府本郷に生まれる。 3歳で母と生別、6歳で父と死別し、父の郷里である岡山県備前市で祖母に育てられた。 閑谷中学校を経て、青山学院高等商業部に進むが、肺結核のため中退。 療養生活を続けながら雑誌社で編集を手伝う傍ら、外村繁に投書雑誌の選者をしていた縁で師事して創作活...
「Wikipedia」より