平田茂樹 著
伝統中国社会において科挙とはいかなる存在であっただろうか。公平かつ客観的な試験であり、だれにでも社会的成功をかちとることができる。そんなイメージが科挙にはつきまとっている。これは試験制度という視点からとらえた虚像にすぎない。科挙を、中国の政治・社会・文化構造のなかに置き直してみるとき、科挙の果たした真実がはじめて明らかになる。
「BOOKデータベース」より
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