コンピュータは、ハードウェアとソフトウェアから成る。そしてさらに分けると「処理」と「データベース」と「通信」の3つから成る。それを図書館の側からみれば図書館のコンピュータ化とそのシステム構築の方法論が関心の的である。そこで、本書は5部構成とし、その中をいくつかの節に分けて概観を試みることにした。各部の最初にはそれぞれの分野の全体を見渡す目的で「展望」の節を置いた。本書は、いったい今のコンピュータの世界はどう理解したらよいのか、どう理解すれば図書館の仕事に役に立つのか、について語るものである。
「BOOKデータベース」より