現代銀行の実証的研究
鹿児嶋治利 著
博士論文;博士論文
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
[目次]
第1章 銀行機能とは
第2章 比較金融制度論
第3章 銀行の収益構造に関する考察
第4章 銀行組織と情報生産性
第5章 リーテイル・バンキングの諸問題
第6章 企業金融上の諸問題
補論 産業政策史におけるメイン・バンク・システムの形成
「BOOKデータベース」より
[目次]
目次 / p7
はじめに / p1
第1章 銀行機能とは / p1
第1節「銀行」の概念
銀行の資産変換機能とリスク管理 / p1
第2節「銀行の特異性論」と機能のアンバンドリング / p3
第3節「銀行経営」の概念 / p5
第2章 比較金融制度論 / p9
第1節 金融制度の意義 / p9
1.金融制度とは / p9
2.金融制度・金融システム・金融構造 / p11
3.金融制度と「表層」「中層」「基層」 / p11
第2節 経済発展とわが国金融制度の変化 / p15
1.金融制度と諸制度・経済変動とのかかわり / p15
2.金融制度の変遷 / p16
第3節 1993年金融制度改革法施行に伴う課題 / p28
1.1993年金融制度改革法の成立の意味 / p28
2.改革の問題点 / p29
3.産業組織論的視角からの金融制度改革上の課題 / p31
第4節 金融構造・制度の国際比較からの視点 / p33
1.わが国銀行組織の特徴 / p33
2.相対取引型間接金融と公開取引型間接金融 / p36
3.銀行借入型制度と資本市場型制度 / p38
4.まとめ
金融制度はアングロ型かライン型か / p39
第3章 銀行の収益構造に関する考察 / p43
第1節 分析の問題意識 / p43
第2節 銀行の収益構造 / p45
1.銀行収益計算上の特徴 / p45
2.収益項目の構成 / p46
第3節 収益構造に影響を及ぼす要因 / p49
1.リスク群と収益構造 / p49
2.収益構造と「経済性」 / p51
第4節 収益構造の先行研究について / p54
1.研究の三つの流れ / p54
2.「銀行行動論」からの視点 / p54
3.銀行収益の「規模の経済性」と「範囲の経済性」 / p57
4.「情報理論」の視点 / p61
第5節 わが国銀行の収益構造変化 / p64
1.収入構造の変化 / p64
2.費用構造の変化 / p67
3.リスク構造の変化 / p68
第6節 収益構造変化と情報生産・リスク管理と技術条件 / p71
1.収益構造変化の背景 / p71
2.要因とそのプライオリティ
ROA動向から / p73
3.金融仲介コストと決済コスト / p75
第7節 情報生産技術の変化 / p77
1.装置産業化 / p77
2.情報産業化 / p77
3.デリバリー・システムの変化 / p79
4.ネット・ワーク化 / p81
第8節 リスク管理技術の変化 / p83
1.金利エクスポージャーと収益構造 / p83
2.金融仲介機能とリスク管理 / p85
第9節 情報生産性と収益構造 / p86
1.情報生産性の内容 / p86
2.証券化における「情報生産」 / p89
3.まとめ
情報生産性と収益構造 / p91
第4章 銀行組織と情報生産性 / p97
第1節 銀行経営組織とリスク管理 / p97
第2節 リスク管理と経営組織設計 / p98
1.業務領域別リスク管理と経営組織設計 / p98
2.組織の階層化とリスク / p101
3.リスク管理と管理上のルーティン化 / p102
4.リスク別管理上の問題点 / p103
第3節 銀行の経営意思決定の特性:費用構造の定性的側面 / p105
1.企業文化 / p105
2.経営組織と意思決定システム / p106
3.銀行組織の意思決定階層 / p107
4.経営階層と情報の特徴 / p108
5.経営階層とデータベースの特性 / p109
6.銀行システム・アプリケーション / p110
第4節 銀行の戦略情報システム:リスク管理の方法論 / p112
1.総合予算管理システム / p113
2.ALM / p114
3.原価計算・採算管理システム / p115
4.資金証券システム / p116
第5節 銀行経営の情報化の進展と経営組織 / p116
1.事務大量処理のための「勘定系システム」
費用構造の変革 / p116
2.経営意思決定のための「情報系システム」
リスク管理の高度化 / p117
第6節 銀行経営組織の国際比較 / p118
1.経営組織の特性 / p118
2.国際比較 / p119
第7節 経営組織の動態的形態 / p122
1.単一市場組織と多角化市場組織 / p122
第8節 まとめ:バブル期における組織構成の失敗について / p124
1.事業本部制組織による問題点 / p124
2.「範囲の経済性」組織と業態別子会社方式 / p126
第5章 リーテイル・バンキングの諸問題 / p133
第1節 個人金融行動変化の特徴 / p133
1.個人金融行動解析の視点 / p133
2.ライフ・サイクル仮説 / p134
3.貯蓄率の特性 / p136
4.ストックの充実と個人金融行動 / p137
5.世代効果による資産選択の変化 / p141
6.世代別金融行動 / p142
7.自由化以降の個人金融行動 / p144
第2節 リーテイル・バンクの特性 / p146
1.リーテイル市場の概念 / p146
2.わが国の富裕層市場とマス・マーケット / p148
第3節 銀行のマーケティング技法 / p151
1.プロダクト・ポートフォリオ・マトリックス / p151
2.米国銀行のマーケティング / p154
3.わが国銀行のマーケティング / p157
第4節 リーテイル・バンキング上の諸問題 / p158
1.リーテイル部門リスクと組織 / p160
2.リーテイル部門の原価管理 / p160
3.デリバリー・システム / p161
4.リーテイル情報システム / p167
第5節 まとめ:ディスクローズ体制 / p168
1.現状 / p168
2.米国におけるディスクローズ問題 / p169
3.わが国リーテイル・バンキングへの示唆 / p172
第6章 企業金融上の諸問題 / p175
第1節 メイン・バンク・システム / p175
1.メイン・バンクの定義 / p175
2. メイン・バンクと幹事証券機能 / p177
3.資金調達の階層化とメイン・バンク / p179
4.ユニバーサル・バンク機能 / p180
第2節 銀行と企業のネット・ワーク / p184
1.「インナー・サークル」 / p184
2.メイン・バンクと「組織原理」 / p185
3.コーポレートガバナンスとメイン・バンク制 / p187
第3節 メイン・バンク・システムとネット・ワークの形成 / p190
1.メイン・バンク制の確立 / p190
2.メイン・バンクの機能 / p191
3.メイン・バンクとネット・ワーク / p192
第4節 産業政策上のネット・ワークとメイン・バンク / p193
1.産業政策とは / p194
2.政策決定プロセス上のネット・ワーク / p196
3.メイン・バンクと政策金融 / p199
4.むすび
相互補完と収斂 / p201
補論 産業政策史におけるメイン・バンク・システムの形成 / p207
I.産業政策史におけるメイン・バンク / p207
II.産業政策と政策金融 / p218
III.政策金融の機能とその限界 / p220
索引 / p227
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
書名
現代銀行の実証的研究
著作者等
鹿児島 治利
書名ヨミ
ゲンダイ ギンコウ ノ ジッショウテキ ケンキュウ
出版元
中央大学出版部
刊行年月
1996.2
ページ数
230p
大きさ
22cm
ISBN
4805731192
NCID
BN13904893
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全国書誌番号
96038947
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語
日本語
出版国
日本
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