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ルネサンス・ヒュマニズムの研究 : 「市民的人文主義」の歴史理論への疑問と考察
石坂尚武 著
[目次]
- 序論 ルネサンス人文主義をめぐる論争と本論文の視点
- 第1部 文献研究
- 第2部 社会と政治における人文主義者
「BOOKデータベース」より
[目次]
- 目次
- 序論-ルネサンス人文主義をめぐる論争と本稿の視点- / p1
- 第一節 本論文全体の構成 / p1
- (一)バロンの「市民的人文主義」の概念と「市民的人文主義」の歴史的形成 / p2
- (二)市民的人文主義の本質-古典主義に対する価値の転換- / p5
- 第二節 シーゲルの反論と「キケロ主義的人文主義」の概念 / p8
- (一)中世修辞学の伝統とシーゲルの視点 / p8
- (二)雄弁術と哲学の統合-人文主義者の理念- / p9
- 第三節 本論文の視点 / p14
- 第四節 相対的なものの見方-人文主義者の意識の根底に流れるもの- / p16
- 第五節 ルネサンス人文主義者の掲げる理想の意味 / p26
- 第一部 文献研究 / p29
- (I)「キケロ主義的人文主義者」の著作 / p29
- 第一章 文献の総合的視野からの把握-サルターティの人文主義と『僣主論』(一) / p30
- はじめに / p30
- 第一節 バロンのサルターティ観と『僣主論』についての解釈 / p35
- 第二節 バロンの『僣主論』の解釈に対する疑問と考察 / p37
- (a)『僣主論』の真の主題は何か / p37
- (b)『僣主論』はフィレンツェの体制を否定しているか-梗概を追いつつ- / p40
- 第二章 人文主義的著作の成立背景とその文学形式-サルターティの人文主義と『僣主論』(二)- / p44
- 第一節 著作の成立背景をめぐる問題 / p44
- 第二節 人文主義的著作における修辞学的志向のパターン / p48
- (a)遊戯的な修辞学志向 / p48
- (b)状況への実践的対応 / p51
- おわりに / p57
- 第三章 市民的人文主義の理論と「活動生活」の優位の問題-サルターティ『ペッレグリッーノ宛書簡』を読む / p60
- はじめに / p60
- 第一節 『ペッレグリーノ宛書簡』の再点検-直接的背景と概要の紹介- / p63
- 第二節 『ペッレグリーノ宛書簡』を読む / p66
- 第三節 考察-「キケロ主義的人文主義」の著作としての解釈- / p72
- 第四章 ポッジョ・ブラッチョリーニの人文主義と『貪欲論』 / p77
- はじめに / p77
- 第一節 ポッジョ ・ブラッチョリーニの経歴 / p77
- 第二節 「市民的人文主義」における『貪欲論』の近代的解釈 / p79
- 第三節 バルトロメーオの貪欲批判とアントーニオの貪欲肯定論 / p81
- 第四節 「市民的人文主義」への批判的再検討-「キケロ主義的人文主義」の著作としての解釈- / p86
- (第一部 文献研究)(II)「キケロ主義的人文主義」への挑戦-道徳哲学研究の否定- / p97
- 第五章 ルネサンス人文主義における道徳哲学の確立-ヴァッラの人文主義への前史として- / p99
- はじめに / p99
- 第一節 人文主義的価値観とキリスト教的価値観 / p102
- 第二節 なぜ人文主義的学芸において道徳哲学が重視されたか / p108
- 第三節 「キケロ主義的人文主義者」とヴァッラの対決 / p111
- 第六章 ロレンツォ・ヴァッラの人文主義と『快楽論』-キリスト教と修辞学の統一- / p114
- 第一節 宗教的反抗としての道徳哲学の拒否 / p114
- 第二節 美徳を至上とする価値観の否定とエピクロス主義の導入 / p117
- (a)『快楽論』序文からの考察 / p118
- (b)著作の構成からの考察 / p120
- (c)『快楽論』第一・二巻における雄弁術的意味と本文の概要からの考察 / p123
- 第三節 ヴェージョのエピクロス主義の主張(概要) / p126
- (a)第一巻より / p126
- (b)第二巻より / p128
- 第四節 ヴァッラのキリスト教精神-『快楽論』第三巻の世界- / p133
- 結語 / p136
- 第二部 社会と政治における人文主義者 / p139
- 第一章 フイレンツェ書記官長職と人文主義者 / p141
- はじめに / p141
- 第一節 フイレンツェ書記官長職の形成 / p144
- 第二節 サルターティの職業的、政治的経歴 / p147
- 第三節 書記官長の虚像と実像 / p150
- おわりに / p153
- 第二章 アレッツォのコムーネ精神とルネサンス人文主義の形成(一)-職業的人文主義者の登場- / p156
- 第一節 はじめに-十三世紀アレッツォの研究の意義- / p156
- 第二節 十三世紀アレッツォの学問的栄光の背景 / p160
- 第三章 アレッツォのコムーネ精神とルネサンス人文主義の形成(二)-職業的人文主義者の登場- / p166
- 第一節 十三世紀アレッツォにおけるルネサンス人文主義の曙光 / p166
- 第二節 十五世紀に生きるアレッツォのコムーネ精神と職業的人文主義者の巣立ち / p171
- 第四章 キケロ主義的人文主義者と政治思想 / p180
- はじめに / p180
- 第一節 ペトラルカと政治の関係 / p181
- 第二節 クァットロチェント初期のフィレンツェの政治状況と人文主義者 / p187
- 本論文の結びのことば / p192
- 註 / p196
- 参考文献 / p235
- 筆者のこれまでに発表した論文・報告と本稿との関連 / p239
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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書名 |
ルネサンス・ヒュマニズムの研究 : 「市民的人文主義」の歴史理論への疑問と考察 |
著作者等 |
石坂 尚武
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書名ヨミ |
ルネサンス ヒュマニズム ノ ケンキュウ : シミンテキ ジンブン シュギ ノ レキシ リロン エ ノ ギモン ト コウサツ |
出版元 |
晃洋書房 |
刊行年月 |
1994.12 |
ページ数 |
336, 15p |
大きさ |
22cm |
ISBN |
4771007497
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NCID |
BN11979133
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全国書誌番号
|
95033638
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言語 |
日本語 |
出版国 |
日本 |
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