本巻では「形状」「距離」「方向」の位相を軸に、哲学や科学・芸術における伝統的形状の破壊、私的空間の公的空間による侵害、世界の狭小化による国際主義の機運と植民地主義の膨張、上下軸の方向感覚の誕生などが取り上げられる。さらに、上下巻を通じて論じられてきた時間・空間認識の変容が収斂したものとして第一次世界大戦を位置づけ、開戦にいたる経緯と戦闘形態の新しさを明らかにする。あらゆる文化現象を時間・空間の機能としてとらえる壮大な試み。
「BOOKデータベース」より
上巻『時間の文化史』につづいて、本巻では「形状」「距離」「方向」の位相を軸に、哲学や科学・芸術における伝統的形状の破壊、私的空間の公的空間による侵害、世界の狭小化による国際主義の機運と植民地主義の膨張、上下軸の方向感覚の誕生などが取り上げられる。さらに、上下巻を通じて論じられてきた時間・空間認識の変容が収斂したものとして第一次世界大戦を位置づけ、開戦にいたる経緯と戦闘形態の新しさを明らかにする。あらゆる文化現象を時間・空間の機能としてとらえる壮大な試み。
「BOOKデータベース」より