医療民俗学論

根岸謙之助 著

日本民俗学における医療の問題は、これまでいわゆる俗信・迷信と同列に扱われ、専門的研究は極めて少なかった。本書は、従来の心意伝承ではなく、技術伝承の点から民俗医療をとらえなおし、新たな視点を提示しようとするものである。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 医療民俗学の方法(医療民俗学の定義
  • 民俗医療の特質
  • 日本の常民と未開人の相違点
  • 日本人の病理観)
  • 医療の歴史(原始間代の医療
  • 古代の医療
  • 中世の医療
  • 近世の医療
  • 現代の医療)
  • 治療医学的民俗医療(薬物その他による科学的な療法
  • 呪術による療法
  • 精神病とその治療)
  • 予防医学的民俗医療(内科的疾患の予防
  • 外科的疾患の予防
  • 医療としての年中行事)
  • 妊娠・出産の医療民俗学的考察(妊娠の徴候
  • マタニティ・ベルトの効用
  • 妊婦が守るべきタブー
  • 難産を避けるために
  • 分娩の場所と方法
  • 分娩にともなう諸問題)
  • 家畜医療の方法(馬の病気とその治療
  • 馬の保健と安全祈願
  • 年中行事と馬
  • 牛の病気とその治療
  • その他の家畜の病気と治療法)

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次 / p1
  • 医療民俗学総論
  • 第一章 医療民俗学の方法 / p3
  • 第一節 医療民俗学の定義 / p4
  • 一 民間療法とは / p4
  • 二 民族医療とは / p6
  • 三 民間療法と民俗医療のちがい / p7
  • 四 医療民俗学とは / p9
  • 五 医療民俗学と医療人類学のちがい / p11
  • 第二節 民俗医療の特質 / p15
  • 一 精神構造の後進性 / p15
  • 二 不確かな知識にもとづく医療 / p17
  • 三 呪術とは何か / p18
  • 四 科学と呪術の共存 / p23
  • 五 呪術は死なず / p24
  • 第三節 日本の常民と未開人の相違点 / p29
  • 一 無文字社会モシ族の生活技術 / p29
  • 二 耳学問による医療技術 / p31
  • 三 自己流の医療技術 / p34
  • 第四節 日本人の病理観 / p36
  • 一 病気の原因 / p36
  • 二 薬物を用いた古代人の医療 / p39
  • 三 科学的医療を受けられない常民 / p42
  • 四 暗示効果による治療 / p43
  • 五 呪術的医療を支える集団表象 / p45
  • 第二章 医療の歴史 / p49
  • 第一節 原始時代の医療 / p50
  • 一 人骨が語る原始人の医療 / p50
  • 二 未開人の医療 / p51
  • 三 縄文人の医療 / p52
  • 四 弥生人の医療 / p53
  • 第二節 古代の医療 / p54
  • 一 医学の伝来 / p54
  • 二 律令国家の医療制度 / p57
  • 三 平安時代の医療 / p60
  • 四 文学作品に描かれた医療 / p65
  • 五 絵巻物に描かれた医療 / p67
  • 第三節 中世の医療 / p69
  • 一 京都に集中した医学者 / p69
  • 二 僧侶による医療 / p70
  • 三 宗教者らによる医療 / p72
  • 四 西洋医学の伝来 / p77
  • 第四節 近世の医療 / p80
  • 一 西洋文化の影響 / p80
  • 二 西洋医学のメッカ長崎 / p81
  • 三 化学的医療の普及 / p83
  • 四 幕末の医療 / p85
  • 第五節 現代の医療 / p94
  • 一 漢方医学の廃止 / p94
  • 二 ドイツ医学の採用 / p97
  • 三 病院の設立 / p99
  • 四 医学教育 / p102
  • 五 売薬に依存した医療 / p104
  • 医療民俗学各論
  • 第一章 治療医学的民俗医療 / p109
  • 第一節 薬物その他による科学的な療法 / p111
  • 一 内服薬の種類とその用法 / p111
  • 二 外用薬の種類とその用法 / p120
  • 三 物理的な療法 / p131
  • 四 家伝薬 / p135
  • 第二節 呪術による療法 / p144
  • 一 内科治療の方法 / p144
  • 二 外科治療の方法 / p153
  • 三 歯科・皮膚科治療の方法 / p158
  • 四 耳鼻咽喉科・眼科治療の方法 / p164
  • 五 小児科・婦人科治療の方法 / p169
  • 六 呪歌による治療 / p173
  • 七 神仏祈願による療法 / p179
  • 第三節 精神病とその治療 / p187
  • 一 医療民俗学の視点 / p187
  • 二 病気の原因と治療の方法 / p191
  • 三 呪医と巫病 / p203
  • 四 呪医と役割 / p210
  • 第二章 予防医学的民俗医療 / p217
  • 第一節 内科的疾患の予防 / p219
  • 一 風邪・百日咳の予防 / p219
  • 二 疱瘡の予防 / p221
  • 三 中風の予防 / p223
  • 四 伝染病の予防 / p225
  • 五 健康増進 / p227
  • 第二節 外科的疾患の予防 / p230
  • 一 毒虫の咬害防止 / p230
  • 二 眼・耳・歯の病気の予防 / p233
  • 三 その他の病気や怪我の予防 / p235
  • 第三節 医療としての年中行事 / p237
  • 一 正月行事 / p237
  • 二 春の行事 / p245
  • 三 夏から秋へ / p253
  • 第三章 妊娠・出産の医療民俗学的考察 / p261
  • 第一節 妊娠の徴候 / p264
  • 一 受胎告知 / p264
  • 二 妊娠の予備知識 / p265
  • 三 心理的影響が大きい悪阻 / p267
  • 四 男女の性別を知る方法 / p269
  • 第二節 マタニティ・ベルトの効用 / p272
  • 一 腹帯の歴史 / p272
  • 二 目的と方法 / p274
  • 三 神社・寺院から受けてくる腹帯 / p275
  • 四 腹帯に科学的根拠があるか / p276
  • 五 腹帯を巻く理由 / p278
  • 第三節 妊婦が守るべきタブー / p281
  • 一 お産は命がけ / p281
  • 二 見てはいけない火事と葬式 / p282
  • 三 躾としてのタブー / p284
  • 四 胎教 / p286
  • 五 家族の連帯 / p288
  • 六 妊婦の食物禁忌 / p290
  • 第四節 難産を避けるために / p296
  • 一 小さく生む努力 / p296
  • 二 労働の効用 / p298
  • 三 安産祈願講の仲間たち / p301
  • 四 安産祈願の神詣り / p307
  • 第五節 分娩の場所と方法 / p312
  • 一 産小屋と産部屋 / p312
  • 二 里帰り分娩の意味 / p316
  • 三 分娩後のタブー / p319
  • 四 座産と立ち産 / p321
  • 五 難産のてあて / p325
  • 第六節 分娩にともなう諸問題 / p328
  • 一 トリアゲバアサンから産婆へ / p328
  • 二 夫の役割 / p333
  • 三 生湯と産着 / p335
  • 四 分娩直後の処置 / p338
  • 五 産児調節と異常分娩 / p346
  • 六 産婦の食事 / p351
  • 第四章 家畜医療の方法 / p357
  • 第一節 馬の病気とその治療 / p358
  • 一 馬は半身上 / p358
  • 二 馬の性癖 / p360
  • 三 病気の種類と治療法 / p362
  • 四 ダイバという魔物 / p364
  • 第二節 馬の保健と安全祈願 / p367
  • 一 馬頭観音 / p367
  • 二 蒼前神 / p369
  • 三 馬の湯治 / p372
  • 第三節 年中行事と馬 / p373
  • 一 馬の年とり / p373
  • 二 馬の休日 / p375
  • 三 馬の健康管理 / p377
  • 第四節 牛の病気とその治療 / p379
  • 一 農耕牛と乳牛 / p379
  • 二 病気の種類と薬物による療法 / p381
  • 三 病気の予防 / p383
  • 第五節 その他の家畜の病気と治療法 / p388
  • 一 鶏の病気と治療法 / p388
  • 二 猫の病気と治療法 / p391
  • 三 犬の病気と治療法 / p392
  • 民族医療調査要項 / p394
  • あとがき / p403
  • 索引 / p1

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 医療民俗学論
著作者等 根岸 謙之助
書名ヨミ イリョウ ミンゾクガク ロン
書名別名 Iryo minzokugakuron
出版元 雄山閣
刊行年月 1991.3
ページ数 404, 8p
大きさ 22cm
ISBN 4639010192
NCID BN06251880
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全国書誌番号
91033859
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言語 日本語
出版国 日本
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