中安信夫 著
本書は、精神分裂病の独特な初期状態を、鋭い記述現象学の目をもって切り出し、それを「初期分裂病」という臨床単位として浮かび上がらせようとする。「初期分裂病」という概念の提唱は、分裂病の精神病理学にとって新しい局面を切り開く。と同時に、これまでの分裂病臨床とは大きく異なった次元を指し示している。本書における著者の試みは、厳密な症状記載に基づく記述現象学的立場の学問を築きあげることである。
「BOOKデータベース」より
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