まもなく血管の中を手術装置が自由に移動して患部へ行き、直接、投薬したり、切除しなりする夢のような機械が出現します。まさに「ミクロの決死圏」や「インナーワールド」の世界の機械版です。このマイクロマシンは、寸法にして1ミリから10万分の1ミリくらいまでの機械で、その動作原理は少なくとも生物から学び、その加工技術はすでに存在しています。発想を変えてください、まったく新しい機械の世界へ招待します。そこは、最後に残された機械産業のフロンティアでもあります。血管や臓器の中を自由に動く機械の世界。
「BOOKデータベース」より