万葉の伝統

小田切秀雄 著

本書は、万葉集の素朴・直截な純粋さ、重厚な肉体的感動といった自由で強烈な万葉精神が、日本の抒情詩の流れの中でいかに受け継がれてきたかを、古今的・新古今的伝統との対立とからみ合いを通して捉えようとした。万葉の伝統を全体的歴史的に展望し、中・近世の実朝、良寛、宣長、また近・現代の晶子、左千夫、茂吉、光太郎ら先人の業績に万葉への憧憬と復興の情熱を探る。万葉の美とその現代的意義を問い直した文芸評論の名著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 全体的展望(万葉の伝統-古今的・新古今的伝統にたいして)
  • 2 中世・近世において(新古今集の美的構造-危機における芸術
  • 歌論の形成-日本における文芸評論の成立
  • 実朝論-実朝をめぐる斉藤茂吉と小林秀雄
  • 近世抒情詩における短歌の位置
  • 近世短歌の究極処-良寛のいわゆる"万葉調"をめぐって
  • "もののあはれ論"について)
  • 3 近代・現代(近代短歌成立以前
  • 『みだれ髪』論-近代短歌史の光栄
  • 伊藤左千夫論-抒情詩論への一寄与
  • 左千夫・茂吉・御風-良寛論をめぐって
  • 高村光太郎論-日本近代文学の古典期
  • 斉藤茂吉の"悲しきWonne"をめぐって
  • 現代俳句への疑惑-草田男の『来し方行方』批判
  • 衰弱した歌・その再建-歌と民主主義
  • 小野十三郎『詩論』-詩の批評性と短歌的抒情)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 万葉の伝統
著作者等 小田切 秀雄
書名ヨミ マンヨウ ノ デントウ
書名別名 Man'yo no dento
シリーズ名 万葉集
講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1988.12
ページ数 365p
大きさ 15cm
ISBN 4061588559
NCID BN04407730
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全国書誌番号
89014591
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言語 日本語
出版国 日本
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