「昭和文学」のために : フィクションの領略 鈴木貞美評論集

鈴木貞美 著

昭和の文学をどう捉えるか。日本近代文学のパラダイムの中で、世界的同時性をもって一勢に開化した昭和初年代・10年代の文学者たちのことばの可能性と多様な表現の展開。モダニズムのあえかな光芒を伝える雑誌『新青年』と江戸川乱歩、久生十蘭…。表現意識に大きな変革をもたらし、戦後から現代までの表現史の基層をなす、梶井基次郎、井伏鱒二、石川淳、太宰治、坂口安吾などを解説しつつ、緊密な仮説を詳細な文献で裏付けて、終りゆく昭和の精神を掬いあげる。次代にむけて近代の文学史の斬新なシフト変換を試みた評論集。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 「昭和文学」のために
  • 『新青年』モダニズムの展開(「銀座趣味」の誕生-『新青年』に"都会"を読む
  • 江戸川乱歩と『新青年』
  • 『新青年』が地震で揺れた
  • 昭和モダニズムと『新青年』
  • 久生十蘭をめぐる文芸史的なプロブレマチック)
  • 「私」の変容 虚構への転生(梶井基次郎-その表現史的位置
  • 宿命の観照-井伏鱒二の出発をめぐって
  • フィクションの螺旋運動-石川淳の出発
  • 太宰治-虚構への転生
  • 小説の小説-その日本的発現をめぐって)
  • 転向の逆説(保田与重郎-倒錯の"精神革命"
  • 転向の逆説-重治、嘉樹、十蘭)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 「昭和文学」のために : フィクションの領略 鈴木貞美評論集
著作者等 鈴木 貞美
書名ヨミ ショウワ ブンガク ノ タメニ
シリーズ名 <昭和>のクリティック
出版元 思潮社
刊行年月 1989.10
ページ数 287p
大きさ 20cm
ISBN 4783715211
NCID BN0433415X
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全国書誌番号
90013495
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言語 日本語
出版国 日本
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