高橋保行 著
1917年の革命によって誕生した無神論政府は帝政ロシアの精神的基盤である政教に激しい迫害を加えた。馴染深い玉葱形の聖堂、イコンが破壊されたのはこの時である。しかしキエフ朝以来1000年の歴史をもつ精神文化を破壊し尽すことはできず、政教の伝統は連綿と生き続ける。本書は、聖職にある著者が、ロシア精神の歴史をビザンチン、ヨーロッパとの深い関わりの中で捉え、政治・経済に向かいがちなロシアへの理解に新しい視座を拓く。
「BOOKデータベース」より
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