科学者点描

岡部昭彦 [著]

日本における科学の振興と普及の支柱として科学雑誌『自然』があった。それは、一線の研究者が社会に対して発言する場であり、読者が新鮮な科学知識に接する貴重な媒体であった。『自然』編集長として、科学の風土と科学者に真摯なまなざしを注ぎ続けた科学ジャーナリストが、取材活動を通して身近に接した科学者たちのユニークな「個性」を綴る。本書に登場する21人は、戦後の科学を築き、欧米先進諸国に並び過程で、その豊かな個性を最大限に発揮した科学者である。本書は、変革期に生きた科学者の記録であり、日本の科学が自立する過程を探るよすがともなるであろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 科学者点描(生物学山派の巨峰 田宮博
  • パリに逝った物理学者 湯浅年子
  • ある科学史家の前史 若き日の広重徹
  • コムギ抜きの人間像 木原均
  • 最後の"滅びゆく"動物学者 高島春雄
  • クルマエビに憑かれて40年 藤永元作
  • 脳とクジラと医学史と 小川鼎三
  • 理研を支えたもう一つの柱 大山義年
  • 自我を通したたぐい稀な物理学者 木庭二郎
  • 日米、女性と科学の架け橋 団ジーン
  • 日本サル学外史 今西錦司
  • フランス科学と伝統の生化学 江上不二夫
  • 聴覚生理学者の王道と茨の道 勝木保次
  • 筋化学の胎動が起こるとき 殿村雄治
  • ノーベル賞のジャーナリズム誌 湯川秀樹
  • 抗生物質の王道を歩んだ人 梅沢浜夫
  • 戦後科学者の一断面 学術会議の群像
  • 馬力、常識、直観の人 茅誠司
  • 「暗い日の感想」と編集者 朝永振一郎
  • 議員先生のプレヒストリー 伏見康治
  • 反骨精神を貫いた生涯 小倉金之助 ほか)
  • 2 学界と風土(理研の大河を流れる人間模様-理研、農芸化学と加藤八千代さん
  • 『ミツバチのたどったみち』以前-1950年代の札幌幻影
  • 文化史としての学問史の先駆-上野益三著『日本生物学の歴史』
  • 『理科年表』事始め
  • 「ライフサイエンス」ブームに思う ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 科学者点描
著作者等 岡部 昭彦
書名ヨミ カガクシャ テンビョウ
出版元 みすず書房
刊行年月 1989.9
ページ数 308p
大きさ 20cm
ISBN 4622039338
NCID BN04018761
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全国書誌番号
90003749
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言語 日本語
出版国 日本
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