本書は、わが国で初めて刊行される、ヨーロッパのガラス工芸全般を紹介したものである。ローマ時代以来2000年の伝統をもっているヨーロッパのガラス工芸は、各地でさまざまな特色ある形式や技法を展開してきた。地中海域を中心に発展したローマン・グラス、ライン川流域を中心に発達したフランク・グラス、バルカン半島やユーゴスラヴィアを中心としたビザンチン・グラス、イスラムやビザンチンの影響下で発達したヴェネツィア・グラス、ビザンチンとヴェネツィアの影響下で発達したボヘミア・グラス、そしてこれらを源流として展開してきたヨーロッパ各国のガラス工芸を、多数の図版と写真を使って各時代・各地域別、さらに個々の技術者の特色をあげながらその歴史を追う。
「BOOKデータベース」より
ローマ時代から2000年の伝統をもつヨーロッパのガラス工芸は、各地で新しい形式や技法を展開して特色ある世界を築き上げてきた。ローマ、フランク、ビザンチン、ヴェネチア、ボヘミアを源流とする各技法を、チェコのガラス研究最高権威者が解説。絵と写真で見る2000年史。
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