梶村昇 著
仏壇に手を合わせ、神棚に柏手を打ち、キリスト教立の学校へも平然として通う。-この日本人の奇妙な宗教状況をどう解釈すべきであろうか。本書は、それを解く鍵を、<民族の三つ子の魂百まで>という仮説に基づいて『古事記』の神観念に探り、その神観念が日本史の場で、強固な論理体系をもつ仏教をいかに変容させたのかを、法然、親鸞、道元などの思想を辿って検証し、日本人にとって信仰とは何を意味するかを考える試みである。
「BOOKデータベース」より
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