社会的分化論

ゲオルヒ・ジンメル 著 ; 五十嵐信 訳

[目次]

  • 標題
  • 目次
  • 第一章 緖論 社會の學の認識論 / 3
  • 社會の學の質料、それの複雜な性質。社會學的法則の不可能。 / 3
  • 社會の槪念、個人主義的實在論の立場からそれに對して加へられる批判。個人の槪念。 / 20
  • その諸部分の相互作用としての社會の統一。この相互作用が客觀的諸構成物に凝結すること。 / 26
  • 第二章 集團的責任 / 42
  • より原始的な時代に於いては個人的罪科に對する懲罰が社會的群全體に加へられること。その客觀的並びに主觀的諸動因。第三者に對する連帶的動作の結果としての群の統一性。 / 42
  • かかる結合が漸次に弛緩すること、責任を負擔する個人的人格が分化し出ること、この分化が個人の諸表象群に於いても行はれること。 / 67
  • 以前の立場への見かけ上の復歸、卽ち、個人の罪科に於ける社會の罪科の認知。行動の道德的性質がその行動がそれの中に於いて起るところの圈の單なる膨脹によつて變化すること。不道德からも社會的利益を取得するための集團的諸方策。 / 73
  • 分化的-道德的關係に於いて個人主義的考察よりも甚しく個人の責任を免じもし課しもする限りに於いて-文化原理としての社會學的考察。 / 88
  • 第三章 群の擴大と個性の發達 / 91
  • それ自體は同質的であるが相互には甚しく相異する諸群の發展、卽ち、各群の中の分化がそのこと自體に於いて諸群の諸成員の間の類似及び接近を生むこと。狹小な圈が(一)諸關與者の個別化によつて(二)擴張及び遠くの諸圈への接合によつて崩壞すること。 / 91
  • 群そのものが個別的であればあるほどその成員はそれだけさうでないこと、社會的領域に於ける分化のプラスに個人的領域に於けるそのマイナスが照應すること。 / 98
  • 一般的平等と個人主義。 / 111
  • 倫理學的應用。非個人的關心、自己自身に對する義務、道德的自律、人格感。 / 116
  • 表象對象の擴大とその分化との間に存立する相關々係の心理學的說明。 / 130
  • 第四章 社會的水準 / 140
  • 稀なものが稀なものとして尊重せられること、その理論的並びに實際的諸動因。普く存するものは一層古いものであり一層原始的な時代から繼承せられて居るものであるが故に一層低いものであること。このことの結果たる大なる集團の水準。 / 140
  • 群の精神的内容と個人のそれとの關係。この關係と諸内容の絕對的高さとの多樣な諸聯關。 / 149
  • 群の統一化とそれの水準。感情的意識過程の優越。集團的行動の特性。 / 159
  • 社會的水準の兩つの意義、卽ち、個別的な而も同樣な所有物に對するそれと集團的所有物に對するそれ、これら兩者の諸關係。個別的水準の平均化、社會主義的要求の心理的起源。 / 185
  • 第五章 社會的諸圈の交叉 / 202
  • 種々なる要素の偶然的團結としての社會的圈、異質的諸圈から同質的諸要素の聯合的諸關係への進步。 / 202
  • 個人が種々なる群の成員たり得ること、その結果として人格が規定せられること。 / 206
  • 新たに構成せられた諸圈の中に起る新たなる分化、競爭、相反する諸群への所屬。集團的支持の選擇に於ける個人的自由。 / 210
  • 外部的場處的機械的相屬による聯合に代る當體的相屬による聯合、結合する諸見地の抽象的性質。個別的諸圈から上位的諸圈が成立すること、同位的諸圈が互ひに分離すること。 / 218
  • 圖式的諸規範による結合が徃々合目的性を持つこと。 / 228
  • 第六章 分化と勢力節約の原理 / 235
  • 思考内容の分化による心理的勢力節約。高等な構成物に於ける勢力消耗の絕對的增加と相對的減少。 / 235
  • 黨派構成とそれから起る勢力發展。高等な爲事と下等な爲事との區別。 / 242
  • 古い諸複合體の分解、それらの諸要素が新しい諸構成物に結合すること、この過程が勢力節約の傾向によつて支配せられること。 / 247
  • 過度の分化に於ける勢力浪費、分化の衰退。勢力節約の見地から見られた宗敎的並びに軍事的分化。 / 257
  • 個人の偏曲性を要求する群の分化と個人の多面性を要求する個人の分化との對立。この矛盾の諸原因及び諸結果。 / 276
  • 諸分化の並存及び繼起、潜在的分化及び顯在的分化、社會的勢力節約の課題としての兩者の均衡。 / 283
  • 社會學の問題 / 297

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 社会的分化論
著作者等 Simmel, Georg
五十嵐 信
ゲオルヒ・ジンメル
書名ヨミ シャカイテキ ブンカロン
出版元 岩波書店
刊行年月 1927
ページ数 314p
大きさ 23cm
NCID BN02262364
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全国書誌番号
57005153
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言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
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