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神武東遷 : 数理文献学的アプローチ
安本美典 著
[目次]
- 目次
- I 新しい文献学 -この本の方法と立場
- 1 文献の科学
- ひとつの学問の誕生
- 統計学者ユ-ルの試み
- 第二次大戦後の発展
- 数理的な方法の特徴
- 2 邪馬台国の問題 / p16
- 数理文献学による邪馬台国論
- いくつかの問題点について
- 伝承と史実
- 3 文献学の潮流 / p30
- 津田左右吉氏の業績
- 津田史学の復活
- 文献批判学の発展
- 実証主義的文献批判学の方法と仮説検証的方法
- 神話はつくられたものであろうか
- 古代人のこころ
- II 神武伝承の構造 -テキストの分析
- 1 『古事記』と『日本書記』 / p50
- 『古事記』と『日本書記』の成立
- 『古事記』と『日本書記』の特徴
- 神武伝承の概要
- 2 事件のあった年月日 / p57
- 神武伝承の要素
- 『日本書記』の年月日記事
- 年月日記事の作為のあと
- 3 地名説話 / p69
- 地名説話は民間語源説か
- 地名説話はなぜ発生するか
- 氏族伝承のあとに発生か
- 4 歌謡 / p77
- 歌謡の分類
- グループIの歌(短歌群)
- グループIIの歌(長歌群)
- グループIIIの歌(a)(旋頭歌群)
- グループIIIの歌(b)(古歌群)
- 歌謡についてのまとめ
- 5 氏族の祖先の物語り / p94
- 氏族の分類
- グループI-地方小部族(村首クラス)
- グループII-地方豪族(1)(県主クラス)
- グループIII-地方豪族(2)(国造クラス)
- グループIV-中央貴族クラス
- 6 帝紀的部分 / p113
- 神武伝承の主人公
- 帝紀的記事骨格説の傍証
- ふたたび氏族の祖先の物語りについて
- 「II」の編のまとめ
- III 神武天皇の時代 -東遷は世紀末か
- 1 信頼できる記事はなにか / p122
- 年代論はなぜ必要か
- 神武伝承の中核
- 綏靖(第二代)以下の八代の天皇
- 祟神天皇の問題
- 2 年代の推定 -古代へのかけ橋 / p133
- 天皇の平均在位年数は十年(飛鳥・奈良時代)
- 雄略天皇以下九代の平均在位年数も十年
- 神武天皇は西暦二七○年ごろの人か
- 諸天皇の活躍の時期
- 具体例による検証
- 仁徳天皇以下五代の在位年数
- 3 記紀の伝承と『魏志倭人伝』 / p152
- 白鳥庫吉、和辻哲郎、太田亮の諸氏の説
- 市村其三郎氏の説
- 年代論のよる検討
- 「卑弥呼=天照大御神」説は…
- 年代論のまとめ
- 4 九州から大和へ / p171
- 大和朝廷の起源は九州
- 考古学と統計学
- 古墳の発生
- 銅鐸
- 剣と矛
- 鉄
- 鏡
- この章のまとめ
- 資料 神武天皇伝承の現代語訳(『古事記』『日本書記』) / p192
- おわりに / p219
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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書名 |
神武東遷 : 数理文献学的アプローチ |
著作者等 |
安本 美典
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書名ヨミ |
ジンム トウセン : スウリ ブンケンガクテキ アプローチ |
シリーズ名 |
中公新書
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出版元 |
中央公論社 |
刊行年月 |
1968 |
ページ数 |
226p |
大きさ |
18cm |
NCID |
BN01872268
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全国書誌番号
|
68013702
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言語 |
日本語 |
出版国 |
日本 |
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