死に至る病

キェルケゴール 著 ; 斎藤信治 訳

「死に至る病」とは絶望のことである。憂愁孤独の哲学者キェルケゴール(1813‐55)は、絶望におちいった人間の心理を奥ふかいひだにまで分けいって考察する。読者はここに人間精神の柔軟な探索者、無類の人間通の手を感じるであろう。後にくる実存哲学への道をひらいた歴史的著作でもある。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1編 死に至る病とは絶望のことである。(絶望が死に至る病であるということ。
  • この病(絶望)の普遍性。
  • この病(絶望)の諸形態。)
  • 第2編 絶望は罪である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 標題
  • 目次
  • 序 / 9
  • 緒論 / 13
  • 第一編 死に至る病とは絶望のことである。 / 17
  • 一 絶望が死に至る病であるといふこと。 / 18
  • A、 絶望は精神に於ける即ち自己に於ける病であり、そしてそこに三樣の場合が考へられうる。-絶望のなかで、自己をもつていることを意識していない場合(非本來的な絶望)。絶望して、自己自身であらうと欲しない場合。絶望して、自己自身であらうと欲する場合。 / 18
  • B、 絶望の可能性と現實性。 / 20
  • C、 絶望は「死に至る病」である。 / 25
  • 二 この病(絶望)の普遍性。 / 33
  • 三 この病(絶望)の諸形態。 / 44
  • A、 絶望が意識されているかいないかといふ點を問題とせずに考察せられた場合の絶望。從つてここでは綜合の諸契機のみが問題となる。 / 45
  • a、 有限性と無限性との規定のもとに見られたる絶望。 / 45
  • α、 無限性の絶望は有限性の缺乏に存する。 / 46
  • β、 有限性の絶望は無限性の缺乏に存する。 / 51
  • b、 可能性と必然性の規定のもとに於ける絶望。 / 55
  • α、 可能性の絶望は必然性の缺乏に存する。 / 56
  • β、 必然性の絶望は可能性の缺乏に存する。 / 59
  • B、 意識といふ規定のもとに於ける絶望。 / 67
  • a、 自分が絶望の状態にあることを知らないでいる絶望。換言すれば自分が自己といふものを、しかも永遠的な自己といふものを、もつているといふことに關する絶望的な無知。 / 67
  • b、 自分が絶望の状態にあることを知つている絶望。それでここでは人は自分が自己(從つて或る永遠的なるもの)をもつていることを意識している、そして絶望して自己自身であらうと欲しないか絶望して自己自身であらうと欲するかのいづれかである。 / 75
  • α、 絶望して自己自身であらうと欲しない場合、-弱さの絶望。 / 79
  • 1、 地上的なるもの乃至地上的なる或る物に就ての絶望。 / 81
  • 2、 永遠者乃至自己自身に就ての絶望。 / 97
  • β、 絶望して自己自身であらうと欲する絶望、-強情。 / 107
  • 第二編 絶望は罪である。 / 123
  • A、 絶望は罪である。 / 124
  • 第一章 自己意識の諸段階(神の前に於ける自己)。 / 127
  • 附論 罪の定義が躓きの可能性を含んでいるといふこと。躓きに關する一般的注意。 / 134
  • 第二章 罪のソクラテス的定義。 / 143
  • 第三章 罪は否定性ではなしに積極性であるといふこと。 / 159
  • Aの附論 けれどもそれでは罪は或る意味では非常に稀なことにならないであらうか?(倫理) / 166
  • B、 罪の繼續。 / 172
  • a、 自己の罪に絶望する罪。 / 179
  • b、 罪の宥しに絶望する罪(躓き)。 / 186
  • c、 基督教を積極的に廢棄し、それを虚僞なりと説く罪。 / 205
  • 跋 / 219

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 死に至る病
著作者等 Kierkegaard, Søren
斎藤 信治
キェルケゴール
書名ヨミ シ ニ イタル ヤマイ
書名別名 Shi ni itaru yamai
シリーズ名 岩波文庫
出版元 岩波書店
刊行年月 1949
版表示 5版
ページ数 232p 図版
大きさ 15cm
ISBN 4003363531
NCID BA34186264
BB02962714
BN00913122
BN01537128
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
48015859
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想