変革期における人間と社会 : 現代社会構造の研究

カール・マンハイム 著 ; 福武直 訳

『イデオロギーとユートピア』(1929)で知識社会学の確立に貢献したマンハイムが、本書において扱った問題は、自由主義的民主主義社会の危機、ということであった。ナチスの抬頭による政治変動を経験した著者は、社会変動への関心を強く深め、ここに大衆社会における否定的民主化からの救済の道を求めたのである。その道は、自由放任の社会から計画的社会への道であった。あるいは、革命と反革命との間の第三の道といってもよい。この道への確信は、本書において基礎づけられ、彼の死にいたるまで探究されることになる。本書に示された現代の社会構造に対する分析と洞察は、今日いよいよ、われわれに多くのことを教えている。

「BOOKデータベース」より

付: 主要参考文献481-486p

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 序論 社会的再建時代の意義
  • 第1部 現代社会における合理的要素と非合理的要素
  • 第2部 文化における現代的危機の社会的諸原因
  • 第3部 危機・独裁・戦争
  • 第4部 計画の水準における思考
  • 第5部 自由のための計画
  • 第6部 計画の水準における自由

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 人間と社會 目次
  • 諸言
  • 序論 社會的再建時代の意義
  • 第一章 大陸的およびアングロサクソン的觀點から見られた自由主義と民主主義との危機 / p2
  • 第二章 現代社會における不調整の主要原因としての自由放任の原理と無計畫な統制との衡突 / p5
  • 第三章 社會的歷史的な關聯をもつ心理學の必要 / p17
  • 第四章 本書の限界と缺陷 / p31
  • 第一部 現代社會における合理的要素と非合理的要素
  • 第一章 啓蒙時代の問題 / p44
  • 第二章 本硏究の三つの出發點 / p47
  • 第三章 基本的民主化の原理 / p51
  • 第四章 相互依存增大の原理 / p58
  • 第五章 「合理性」という語の種々なる意味の明徵化 / p60
  • 第六章 機能的合理化は實質的合理性を高めるものでは決してない / p69
  • 第七章 社會生活における非合理性の社會的原因は探究されうるか / p71
  • 第八章 道德における合理的並びに非合理的要素の社會的原因は究明しうるものであるか / p79
  • 第九章 道德における非合理的傾向 / p85
  • 第二部 文化における現代的危機の社會的緖原因
  • 第一章 知的生活における社會的緖要因の役割を發見するに當つての緖障碍 / p92
  • 第二章 社會が文化に對して有する意義を分析するための二つの途 / p94
  • 第三章 第一過程、選良の數の增大 / p102
  • 第四章 第二過程、選良の排他的封鎖性の崩壊 / p103
  • 第五章 第三過程、選良の選擇原理における變化 / p105
  • 第六章 第四過程、選良の構成における變化 / p110
  • 第七章 自由主義的大衆社會における公衆の形成 / p115
  • 第八章 社會における知識階級の位置 / p118
  • 第九章 大衆社會における知的生活の問題 / p128
  • 第十章 文化的生活の規制、特に獨裁的規制から生ずる若干の問題 / p130
  • 第三部 危機・獨裁・戰爭
  • 第一章 社會の解體と人格の解體との相關關係 / p142
  • 第二章 人間性に關する公理的信仰の若干例 / p147
  • 第三章 不安定の種々なる形式と行動に及ぼすその衝撃、動物社會および人間社會における分解 / p152
  • 第四章 非組織的不安定性から組織的不安定性へ / p158
  • 第四部 計畫の水準における思考
  • 第一章 人間の思考作用および意志作用の改造 / p176
  • 第二章 非計畫的活動と計畫的活動 / p186
  • 第三章 理論と實踐との間の緊張 / p197
  • 第四章 個別的なものと一回的なもの / p209
  • 第五章 歷史における一回的なものと一般的なものおよびそれらが論理學に提示する問題 / p213
  • 第六章 媒介原理の發見を妨げる障碍 / p226
  • 第七章 創設、計畫、および管理の緖槪念は相互に區別されなければならない / p230
  • 第八章 計畫の意志的および情緖的側面 / p234
  • 第九章 人間變形の問題 / p241
  • 第五部 自由のための計畫
  • 第一章 社會的技術の槪念 / p288
  • 第一節 計畫に對するわれわれの相容れざる態度 / p288
  • 第二節 社會的技術の豫備的分類 / p294
  • 第二章 社會的技術の發展における若干の面 / p304
  • 第一節 職人の水準より大衆組織への社會的技術の變化 / p304
  • 第二節 民主主義が全體主義的緖國における社會的技術から學びうる敎訓 / p312
  • 第三章 社會的統制の槪念 非合理的なものの合理的制御としての計畫 / p320
  • 第四章 社會的統制の分類 / p331
  • 第一節 人間行動に影響を及ぼす直接的方法 / p332
  • 第二節 人間行動に影響を及ぼす間接的方法 / p346
  • 第五章 社會的統制の分野における變質の法則 / p378
  • 第一節 直接的影響から間接的影響への統制の變質 / p379
  • 第二節 間接的影響の領域內における統制の變質 / p388
  • 第六章 社會的統制の歷史としての議會政治および民主主義政治の歷史 / p398
  • 第一節 緖統制の統制の三つの發展段階 / p398
  • 第二節 議會的民主主義體制を整然たる運營狀態に保つ本質的社會技術の分析 / p402
  • 第三節 自由主義的民主主義國家と全體主義國家との間の類似性の增大 / p408
  • 第五節 計畫的社會における民主主義的統性達成の可能性から見た民主主義統制の基準に關する政治的並びに技術的分析。これとの關聯における戰爭および階級闘爭の若干面の論議 / p413
  • 第六節 民主主義的議會的統制を計畫的社會に移す場合の若干の社會的技術的困難に關する論議 / p419
  • 第六部 計畫の水準における自由
  • 自由の眞の理解-活動への序曲 / p448
  • カール・マンハイム-人と業績(譯者) / p465
  • 索引 / p1

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 変革期における人間と社会 : 現代社会構造の研究
著作者等 Mannheim, Karl
福武 直
マンハイム カール
カール・マンハイム
書名ヨミ ヘンカクキ ニ オケル ニンゲン ト シャカイ : ゲンダイ シャカイ コウゾウ ノ ケンキュウ
出版元 みすず書房
刊行年月 1962
ページ数 486p
大きさ 22cm
ISBN 4622017040
NCID BN01221099
BN03639231
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全国書誌番号
62008912
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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