行動の構造

メルロ=ポンティ 著 ; 滝浦静雄, 木田元 訳

著者は、本書において、現在の心理学・精神医学・生理学・生物学の理論的成果とそのデータの詳細を把握しようとする。一般的に受け容れられている行動に関する概念は多く不満足なものであり、パヴロフ、ワトソンらの行動理論の哲学的前提を暴露し、現実に人間の行動をどう理解すべきかの問いに答える。もちろん著者の立場は、フッサール現象学、ハイデガー、ヘーゲル、サルトルらの思想をうけており、その正統的な展開をなすものである。

「BOOKデータベース」より

付: 参考文献

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 第1章 反射行動(生理学における客観性の定義と反射の古典的概念。実在的分析と因果的説明の方法
  • 反射の古典的考え方と補助仮説
  • ゲシタルト学説における反射の解釈
  • 結論)
  • 第2章 高等な行動(パヴロフの反射学とその諸要請
  • 行動の「中枢領域」と機能局在の問題
  • 行動の構造)
  • 第3章 物理的秩序、生命的秩序、人間的秩序(ゲシタルト学説は、実体論のもつさまざまな二律背反を乗り越えようとする。が、実際は、「ゲシタルト」についての哲学的分析を欠いているため、ふたたび実体論に逆もどりしている
  • 物理学における構造
  • 物理学における構造
  • 生命的構造
  • 人間的秩序)
  • 第4章 心身の関係と知覚的意識の問題(古典的解答
  • 自然主義というものには一理もないのか)

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • 両義性の哲学 アルフォンス・ドゥ・ヴァーレン / p1
  • 序論 / p21
  • 第一章 反射行動
  • 序論-生理学における客観性の定義と反射の古典的概念。実在的分析と因果的説明の方法 / p25
  • 第一節 反射の古典的考え方と補助仮説 / p29
  • 一 「刺戟」 / p30
  • 二 興奮の場所 / p36
  • 三 反射回路 / p38
  • 四 反応 / p55
  • 第二節 ゲシタルト学説における反射の解釈 / p61
  • 一 凝視反射。興奮の相互関係およびその反応との関係 / p61
  • 二 帰結 / p63
  • 三 この帰結の検証。特に半盲症における機能の再組織と代償 / p68
  • 四 反射の生物学的意味 / p75
  • 第三節 結論 / p80
  • 一 <形態>というカテゴリー / p80
  • 二 形態というカテゴリーは余計であろうか、そして生理学が十分に発達すれば、神経活動は物理的タイプの諸関係の交錯に還元されるであろうか / p82
  • 三 形態と合目的性。記述的カテゴリーとしての秩序 / p85
  • 第二章 高等な行動
  • 第一節 パヴロフの反射学とその諸要請 / p89
  • 第二節 行動の「中枢領域」と機能局在の問題 / p101
  • 一 機能局在の問題において一般に認められているいくつかの結論 / p101
  • 二 これらの結論の解釈-統制の概念はこれらの結論を説明するに十分であろうか / p124
  • 三 結論 / p139
  • 第三節 行動の構造 / p147
  • 一 学習 -学習を、神経系における相互に外的な出来事の連合として解釈するわけにはいかない / p147
  • 二 行動の構造の記述 / p161
  • 結論 / p185
  • 第三章 物理的秩序、生命的秩序、人間的秩序
  • 序論-ゲシタルト学説は、実体論のもつさまざまな二律背反を乗り越えようとする。が、実際は「ゲシタルト」についての哲学的分析を欠いているため、ふたたび実体論に逆もどりしている / p193
  • 第一節 物理学における構造 / p204
  • 一 実証主義に反対して、物理的世界にも構造があると主張するのは、いかなる意味で正しいか / p204
  • 二 しかし構造は、「自然」の「なか」にあるのではない / p209
  • 三 構造は意識にとって存在する / p214
  • 第二節 生命的構造 / p217
  • 一 物理的系にたいする生命的ゲシタルトの独自性。新しい弁証法の契機としての有機体と環境 / p217
  • 二 「理念」としての有機体 / p225
  • 三 有機体における、機械論-生気論の二律背反を越えた意味の統一 / p229
  • 第三節 人間的秩序 / p239
  • 一 意識の生活 / p239
  • 二 本来の人間的意識 / p260
  • 三 心理学における因果的な考え方にたいする反論。構造の用語によるフロイト主義の解釈 / p263
  • 四 「心的なもの」とか精神というのは実体ではなくて弁証法ないし統一形式である。-「唯心論」と「唯物論」の二者択一をいかにして超克すべきか。-行動の構造としての「心的なもの」 / p268
  • 結論 / p273
  • 第四章 心身の関係と知覚的意識の問題
  • 第一節 古典的解答 / p275
  • 一 素朴的意識とその経験的実在論 / p275
  • 二 感覚的なものについての哲学的実在論 / p281
  • 三 科学の似面非デカルト主義 / p285
  • 四 知覚的意識のデカルト的分析 / p289
  • 五 批判主義の考え方-知覚の主知主義的理論によって解答された心身関係の問題 / p294
  • 第二節 自然主義というものには一理もないのか / p300
  • 一 これまでの諸節が超越論的態度に導くというのは、いかなる意味においてか。-意味の三秩序として定義された<物質>・<生命>・<精神> / p300
  • 二 しかし、われわれの結論は批判主義的なものではない / p306
  • 三 意味の場としての意識と体験流としての意識とは区別すべきである / p314
  • 四 構造と意味。知覚的意識の問題 / p333
  • 訳注 / p335
  • 訳者あとがき / p353
  • 参考文献
  • 索引

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 行動の構造
著作者等 Merleau-Ponty, Maurice
木田 元
滝浦 静雄
Merleau‐Ponty Maurice
メルロ=ポンティ
書名ヨミ コウドウ ノ コウゾウ
出版元 みすず書房
刊行年月 1964
ページ数 369p
大きさ 22cm
ISBN 4622019310
NCID BN01214898
BB1526586X
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全国書誌番号
64010469
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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