天皇と日本文化

村上重良 著

1986年は、今上天皇の在位60年の記念の年であることから、全国各地、さまざまな慶祝行事が組織され動き出している。それだけに、われわれは天皇、皇室の問題を、さらに深くとらえていく必要があると思う。古代以来、日本の歴史とともに存続してきた天皇制が、今日の日本社会の民主主義体制と文化・教育の高い水準、ある程度の物質的な充足状態を背景として、どのように位置づけられるべきかは、現在の大きな課題というべきであろう。古代の大和政権から現代の象徴天皇制にいたるまで、天皇はさまざまな顔を持っている。古代では、高天原の天照大神の子孫であるとする祭司王として日本を統治。中世、近世では政治権力は失ったが、神話に由来する鏡・剣・玉の三種の神器を受け伝え、儀礼の主宰者として、そして明治維新の王政復古によって政治・軍事の大権を保持し、国の祭祀を司る現人神として君臨した。即位礼と大嘗祭、大葬、皇室祭祀、詔勅、皇紀、元号、祝祭日など、皇室の儀礼や制度を通じて、天皇制の本質にせまる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 大王から天皇へ
  • 第2章 天神地祇の神話
  • 第3章 祭司王・天皇
  • 第4章 三種の神器
  • 第5章 皇室と仏教
  • 第6章 中世・近世の天皇
  • 第7章 王政復古と皇室祭祀
  • 第8章 現人神天皇
  • 第9章 身分制度と公式制度
  • 第10章 現代社会と皇室

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 天皇と日本文化
著作者等 村上 重良
書名ヨミ テンノウ ト ニホン ブンカ
シリーズ名 もんじゅ選書 26
出版元 講談社
刊行年月 1986.10
ページ数 259p
大きさ 19cm
ISBN 4061922807
NCID BN00800137
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全国書誌番号
87001365
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言語 日本語
出版国 日本
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