水の科学

北野康 著

生命を生みだし、育んできた水。この不思議な物質の由来を、全地球史的観点からたどり、惑星規模で循環するメカニズムを明らかにする。人が生存のより所としている河川水は、地球上にある水の0.0001%にすぎない。環境問題が深刻な人類の危機となっている今日、ますます重要性を増す「水」について、広い視点から議論するための定評ある基本文献。初版刊行以来四〇年にわたり更新されてきた書、最新版登場。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論
  • 地球における水の存在
  • 地球生物の誕生と進化
  • 現在の地球における生物生存場の物質像
  • 氷床コアが示す古代の地球大気の物質像
  • 地球大気の起源と進化
  • 海水の起源と進化
  • 地球温暖化という課題
  • 酸性雨
  • 環境ホルモンと水
  • 忍び寄る水資源の危機

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • 序にかえて / 3
  • 第一章 地球表層の天然水 / 17
  • 1 天然水の量 / 17
  • 2 循環水と岩漿水 / 19
  • 3 天然水の量が語る前地質時代 / 20
  • 4 天然水は地球表面の様子や歴史を語ってくれる / 21
  • 5 水が地球表面の様子を変える理由 / 22
  • 6 元素や核種の動き / 26
  • 7 水の循環に伴う物質の動き / 30
  • 第二章 大気中の水蒸気 / 35
  • 1 水蒸気、それは大気のエンジンである / 35
  • 2 熱の出入と水蒸気の役割 / 36
  • 3 大気中の水蒸気量-相対湿度と水蒸気圧- / 40
  • 4 水の蒸発量-植物や土壌からの水の蒸発は無視できない- / 41
  • 5 大気中の雲の分布-人工衛星による雲の分布の観測- / 43
  • 6 降水量の分布-陸上と海上の降水量- / 44
  • 7 砂漠は大気の水蒸気の供給源である / 47
  • 第三章 天然水の起源 / 51
  • 1 重い水素と重い酸素-水素と酸素の安定同位体- / 51
  • 2 海水は重い同位体にとみ、陸水は軽い同位体にとむ / 53
  • 3 海の表層水と深層水の間の水素と酸素の安定同位体比の奇妙なちがい / 55
  • 4 なぜ陸水の水素や酸素の同位体は軽いのか / 57
  • 5 岩漿水を求めて / 60
  • 第四章 循環水の化学組成 / 65
  • 1 天然水の化学組成とそれが決まるからくり / 65
  • 2 降水の化学組成 / 66
  • 海洋起源
  • 陸性起源
  • 工業起源
  • 河口の汚染地域における硫化水素の大気中への供給
  • 降水中のヒ素の起源
  • 南極と北極の大きなちがい
  • 3 河川水の化学組成 / 75
  • 日本の河川水の化学組成の特徴
  • 河川水の化学組成はどうして決まるか
  • 4 水質で山くずれの予知をする / 83
  • 5 水によって岩石の中のどの鉱物が変質し、どんな鉱物にかわるか / 88
  • 6 氷河地域における元素と物質の動き / 91
  • 7 海水の化学組成 / 96
  • どうして全世界の海水の主成分組成は等しいか
  • 水のpHの値は安定した値ではない
  • 第五章 おもしろい天然水 / 107
  • 1 海水の残骸・油田塩水 / 107
  • 2 紅海の深層水と黒鉱鉱床 / 112
  • 3 塩化カルシウム型の水 / 118
  • 南極ドンファン池の水
  • 松代の地下水
  • 4 死海の水、大塩湖の水 / 124
  • 死海の水の化学組成
  • 死海の底では食塩が析出している
  • 5 十勝岳でみつけたかたまる温泉水 / 132
  • 第六章 天然水(海水)の起源と進化 / 139
  • 1 天然水の歴史物語の組みたて方 / 139
  • 2 現在の試料から海水の進化と歴史を探る立場 / 140
  • 古生物学的にみた海水の化学組成の歴史
  • 包蔵水から古代海水の化学的性質を推定する
  • 貝殻化石から推定する古代海水の組成
  • 二〇億年前に海水の組成は決まった?
  • 二〇億年説への批判
  • 堆積物から推定する大気中の酸素と炭酸ガスの量
  • イライト中のホウ素含有量から古代海水の塩分濃度を推定する
  • 河川水が海へ運ぶ元素の量からみた海水の化学組成
  • 海洋底の年令
  • 古代海水の温度の推定
  • 3 原始海水の化学像を想定し、海水の進化と歴史を探る立場 / 167
  • 元素の地球化学的収支
  • 地球内部からはじめて地球表面に出てくる気体・揮発性物質
  • 揮発性物質の化学像に対するルービィ氏の主張
  • ルービィの主張に対する反論
  • ホランド氏の主張
  • 原始地球の地表に水はあったか
  • 炭酸塩堆積物の量から原始海水を推定する
  • 原始地球には大気や天然水はなかった?
  • 外套部(マントル)に水は存在するか
  • 火山や温泉ガスから、揮発性物質の化学組成を推定することができるか
  • 4 天然水(海水)の化学組成の進化の物語 / 195
  • あとがき / 201
  • 付表

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 水の科学
著作者等 北野 康
書名ヨミ ミズ ノ カガク
書名別名 Mizu no kagaku
シリーズ名 NHKブックス
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 1969
版表示 第三版
ページ数 205p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-14-091144-0
NCID BA91759238
BN00675523
BN11925892
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全国書誌番号
69001965
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言語 日本語
出版国 日本
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