交易に命運を賭しながらも、その美しい国は、トルコとの長い抗争・新航路発見の嵐を経て、"質から量へ"の近代の夜明けのなか、ナポレオンの侵略によって滅亡する。"地中海の女王"と謳われた海洋国家の歴史を描く華麗壮大な叙事詩。
「BOOKデータベース」より
"おまえと結婚する、海よ。永遠におまえがわたしのものであるように"-葦におおわれた潟に建国以来、現実生義に徹した交易によってその地位を築いた地中海の"商人"、あるいは"海軍"、ヴエネツィア共和国を精密に描き、歴史の面白さを堪能させる気宇壮大な盛衰史。
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