佐藤 慶幸【著】
ハバーマスの「貨幣・官僚制の複合体」対「生活世界」という対抗的構図は、筆者のいう「官僚制」対「アソシエーション」という対抗的構図に符合するのである。<アソシエーション>として人びとが結集することで、既存の惰性体としての日常的な「生活世界」に反省的視点を向けて、その「生活世界」を「対話的行為」によって復権することが、目に見えないところでわれわれの日常的な生活世界をコントロールしようとしているシステム世界に対抗し、個人が自立し主体的に生きうる要件である。
「BOOKデータベース」より
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