宮崎 法子【著】
山水画と花鳥画は宋代に大きく発展し、その後の中国絵画の代表的ジャンルとなったが、そこには、繰り返し描かれたモチーフがある。山水画中の漁師や釣り人、花鳥画の蓮や萱草、魚や水鳥など。それらは中国の伝統社会や文化に深く根ざし、中国の人々が抱く理想郷と幸福の寓意であった。本書では、多くの名品から、社会と芸術をつなぐ痕跡を尋ね、そこに込められた意味を丁寧に読み解いていく。読者を豊饒な中国絵画の世界へいざなう名著。第25回(2003年)サントリー学芸賞受賞。
「BOOKデータベース」より
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