ルドゥの建築と都市をめぐる構想は、「文字」と「言語」、「語り」についての方法論の模索でもあった。幻視的や奇矯といった形容とともに"呪われた建築家"とされてきた従来の像を刷新し、その特異性の本質を明らかにする。建築の起源としての幾何学性志向、都市構想と性愛、性的建築と身体管理、書物の構造が出来させる仮構的な都市空間-。新たな言語創造者による「都市の書法」の追究とともに、時代の認識と欲望のあり方を炙り出す。
「BOOKデータベース」より
学位の種別: 課程博士;審査委員会委員 : (主査)東京大学教授 田中 純, 東京大学教授 三浦 篤, 東京大学准教授 桑田 光平, 東京大学名誉教授 松浦 寿輝, 福井大学教授 白井 秀和
「国立国会図書館デジタルコレクション」より