カニバリズム論

中野美代子 著

カニバリズム(人肉嗜食)は人類の根源的タブーのように思われながら、実のところその痕跡は古来より無数に残されてきた。著者の専門は中国でありながら、古今東西の記録・小説を博捜し、ときに舌鋒鋭く、ときに諧謔と皮肉をもってカニバリズムを縦横無尽に論じる。人間の薄っぺらな皮膚を両手で思い切りめくり上げ、曝し、目を背けたくなるようなものを直視することで、「近代合理主義精神」なるものの虚構を暴き、「良識」を高らかに嗤いとばす。人肉嗜食、纏足、宦官…。血の滴るテーマで人間の真実に迫る異色の作品。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1(カニバリズム論-その文学的系譜
  • 迷宮としての人間-革命・悪・エロス
  • "食"の逆説-開高健氏「最後の晩餐」をめぐって
  • 中国人における血の観念)
  • 2(魔術における中国-仏陀とユートピア
  • 中国残酷物語-マゾヒズムの文化史
  • 虚構と遊戯-中国人の性格について)
  • 3(王国維とその死について-一つの三島由紀夫論のために
  • 恐怖の本質-アンドレーエフ「血笑記」と魯迅「狂人日記」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 カニバリズム論
著作者等 中野 美代子
書名ヨミ カニバリズムロン
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ナ3-2
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.6
ページ数 321p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09802-3
NCID BB23777481
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全国書誌番号
22917553
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言語 日本語
出版国 日本
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