戦時上海グレーゾーン : 溶融する「抵抗」と「協力」

堀井 弘一郎;木田 隆文【編】

四〇を超える国の人びとが居住していた国際都市・上海は、一九三七年八月の侵攻によって、日本の占領下におかれた。それから終戦まで、日本人は、中国人は、世界各国から上海にたどり着いた人びとは、どのような政治的・文化的な空間に置かれたのか。戦時期の上海を、人びとが出会い、衝突と交流を繰り広げる「場」として捉え直し、敵/味方、支配/被支配、抵抗/協力といった二項対立によって色分けをすることのできない、複雑な関係のあり様=グレーゾーンを考察する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 政治・経済-"抵抗"と"協力"のダイナミクス(上海を統治する-汪兆銘政権の人々
  • 戦時下における上海共同租界行政-工部局をめぐる日英の対立
  • 中支那振興株式会社とは何か-華中蚕糸公司を事例として
  • 日中戦争期の上海永安企業における企業保全
  • 劉鴻生の戦時事業展開-社内人材と外部人脈)
  • 2 社会・文化-日本統治下に生きる(日中戦争と洋食・洋菓子文化
  • 上海に生きた東亜同文書院生-戦前上海日本人社会の一側面
  • 日本居留民と東西本願寺
  • 上海の日中キリスト教ネットワーク-その交錯と相克)
  • 3 言論・メディア-戦時上海を語る"声"(中日文化協会上海分会と戦時上海の翻訳事業-武田泰淳「上海の螢」を手掛かりとして
  • 川喜多長政と戦時上海・中国
  • 「親日」派華字紙『中華日報』の日本批判
  • 田村(佐藤)俊子から左俊芝へ、戦時下・上海『女声』における信箱-「私たち」の声のゆくえ
  • 上海日僑管理処発行『導報』誌の中の日本人たち-内山完璧造・海野昇雄・林俊夫(三木七石))

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦時上海グレーゾーン : 溶融する「抵抗」と「協力」
著作者等 堀井 弘一郎
木田 隆文
書名ヨミ センジシャンハイグレーゾーン : ヨウユウスルテイコウトキョウリョク
シリーズ名 アジア遊学 205
出版元 勉誠出版
刊行年月 2017.2.10
ページ数 239p
大きさ 21cm(A5)
ISBN 978-4-585-22671-0
NCID BB23072056
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言語 日本語
出版国 日本
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