トマス=アクィナス

稲垣良典 著

中世の精神文化を代表する偉大な作品といえば、だれでもゴシック大聖堂と共にトマス=アクィナスの『神学大全』をあげる。しかし多くの人は、いわば遙かな時代の記念碑であるかのようにトマスを遠くから眺め、讃え、そしてそのまま行き過ぎてしまう。近づいてその生の声に耳を傾ける人は稀である。たしかに、ラテン語の膨大な著作の奥にいるトマスその人と出会うことは難しい。トマスの同時代人たちも、かれを「革新者」として讃え、あるいは危険視したが、その「革新」の深い意味は理解しなかった。しかし、トマスを斥けるところから出発した近代思想が、あらゆる面で行きづまっているように見える今日、もう一つの「選択肢」としてのトマス思想を見直す必要があるのではないか。本書はトマスの生の声を伝え、読者をトマスその人との出会いに導こうとする試みである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 幼少年時代-山城と修道院
  • 2 ナポリ大学時代-アリストテレスとドミニコ会
  • 3 修業時代-ケルンとパリ
  • 4 神学教授として-トミズムの誕生
  • 5 イタリア時代-トミズムの成熟
  • 6 第二回パリ時代-挑戦と応答
  • 7 帰郷と最後の旅-思索への没入と啓示
  • おわりに-トマスと現代

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 トマス=アクィナス
著作者等 稲垣 良典
書名ヨミ トマス アクィナス
シリーズ名 人と思想 114
Century Books 114
出版元 清水書院
刊行年月 2016.7
版表示 新装版
ページ数 222p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-389-42114-4
NCID BB21985808
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全国書誌番号
22752768
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言語 日本語
出版国 日本
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