指紋と近代

高野麻子 [著]

指紋法が使用される背景には、共通して、放浪生活を営む人びと、偽名を使って移動を繰り返す犯罪者、国境を越えて往来する移民がいた。指紋法は移動する人びとを、国家や植民地統治者が把握・管理可能な状態に置くための統治の技法だった。なぜ指先の紋様なのか。近代的統治の課題とは何だったのか。イギリス帝国から日本帝国、さらにグローバル化時代へと続く、生体認証技術の歴史的変遷を描く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 指紋をめぐる問い
  • 第1章 「指紋法」誕生の軌跡-イギリス帝国のネットワークと移動する身体という「課題」
  • 第2章 指紋法の伝播-イギリス帝国から日本帝国へ
  • 第3章 満洲国の理想と現実-建国当初の指紋登録をめぐる動き
  • 第4章 労働者指紋登録の開始-労働者移動と格闘する時代へ
  • 第5章 労働者管理から国民登録へ-国民手帳法という結末の意味
  • 第6章 警察制度改革と拡大する指紋-警察指紋・国民指紋法・県民指紋登録
  • 第7章 戦後日本の再編と指紋-戸籍法・住民登録法・外国人登録法
  • 終章 生体認証技術の現在を考えるために

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 指紋と近代
著作者等 高野 麻子
書名ヨミ シモン ト キンダイ : イドウ スル シンタイ ノ カンリ ト トウチ ノ ギホウ
書名別名 移動する身体の管理と統治の技法
出版元 みすず書房
刊行年月 2016.2
ページ数 265,22p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-622-07967-5
NCID BB20766423
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全国書誌番号
22713311
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言語 日本語
出版国 日本
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