鳥居民 著
4月15日、本来なら入学式で賑わう学校はいま静かである。高等女学校の生徒たちは工場の勤労動員で忙しく、国民学校の学童たちは疎開先の地方の村にいる。女生徒たちが造っているのは風船爆弾だ。陸海軍は苦し紛れの決戦兵器、特殊兵器の開発に夢中である。国内の臨戦体制と空襲下の少年少女たちの日常を描く第5巻。沖縄戦はなお続き、本土上陸も噂される。ナチス・ドイツの崩壊も近い。日本はどうなるのか。
「BOOKデータベース」より
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