〈他者〉としての古典

山藤夏郎 著

中世禅僧が詩を作るに至った理由を、仏教の言語理論に基づいて分析。併せて、歌論・能楽論との交叉関係を視野に入れ、中世の文藝理論及び古典論一般へと展開し、古典リテラシーが主体を公共化させる文化装置として働いていたことを指摘する。また、古典文学研究者という主体の歴史的構築性を問い糾すと共に、古典を学ぶ意義について再考することの必要性を説く。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 方法序説 禅僧はなぜ詩を作ったのか-問いを開くための「歴史」(学)的諸省察
  • 禅において言語とは何か-「詩禅一味」言説を可能にする地平
  • 中世禅林詩学における言語(の"外部"「彼岸」)への視座-言語と"心"の不均衡な呼応関係
  • "活句"考-中世禅林詩学における方法論的公準の不/可能性
  • 詩を詠むのは誰か-中世禅林詩学における「脱創造」(d'ecr'eation)という"創造"の機制
  • 非‐人称(変身)の詩学(1)-詩論/歌論/能楽論の交叉する(非)場処
  • 非‐人称(変身)の詩学(2)-"我"が既に死んでいるということ
  • 法の"外"へ/から-"幼児性"(infanzia)への(或いは、としての)眼差し
  • 漂泊する規範-「五山文学の母体」を語りなおす
  • 南宋‐元における詩学をめぐる言説編制
  • 「漢字文化圏」の解体‐再構築-空間の(想像的)透明化によって消去されたもの
  • 文学現象における「雅/俗」という二分法の機制について-讃美と貶価の力学による空間編制
  • 結びに代えて-"他者"としての古典

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 〈他者〉としての古典
著作者等 山藤 夏郎
書名ヨミ タシャ ト シテ ノ コテン : チュウセイ ゼンリン シガク ロンコウ
書名別名 中世禅林詩学論攷

Tasha to shite no koten
シリーズ名 研究叢書 464
出版元 和泉書院
刊行年月 2015.11
ページ数 1116p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-7576-0762-0
NCID BB19947781
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22666840
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想